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…えっと、皆さんこんにちは(ぺこり)
……一応、私の過去の小説が一話だけ出来ました(ぁ(あうあう)
…でも、書いてみたは良いんですけど…三人称だったり、文章が雑だったり、表現が下手だったりと見るに耐えないかもしれません(あうあう)
……しかも、虐めや虐待などの表現があり、基本的に暗い話なのでそれが苦手な方もお勧めできません(ぺこり)
…え、えっと…何だか言い訳や忠告ばかりになってしまいましたけど
……続きを読みたい方はどうぞ?
「おまえ、汚いからこっちに来んなよ」
教室に入ろうとした槇名に、教室の入り口を塞ぐようにして目の前に立っている4人の男子の一人が笑いながらそう言うと、その言葉に周りの男子が声をたてて、馬鹿にするように続けて笑った。
そんな男子の目の前で、両手で本を抱えている少女、槇名は俯いて唇を噛み、悔しくて両手に力を入れる。
槇名は、クラスの男子と女子によくそう言われ、避けられたり、からかわれたりして学校生活を過ごしていた。
家が貧乏なのに加えて、服装も地味で古く薄汚いものばかり。この頃は、目が髪に隠れてはいなかったが表情が暗く、あまり友好的に人と話すことが無かった為に親しいと言える友達も居ない。
それを知った好奇心旺盛な子供は自分より弱い相手だと無意識に分かっているのか、からかう対象になり得るのに時間が掛かることはなかった。
今ではそれが段々とエスカレートして苛めにまで発展し、槇名にとって苦痛以外のなんでもない時間が続いてる。
そして、助けてくれるはずの大人達はそれがいじめではなく、よくある些細な事と解釈をして注意はするが槇名を助けてはくれなかった。
「私、汚くない」
俯いたまま、搾り出すように槇名は言うが、からかう事が楽しいらしい男子はその反応に嬉々として答える。
「だって、おまえの家貧乏じゃん。服もボロいし、ほとんど同じのしか着てこないしさ」
その言葉に、槇名は身を守るように更に体を縮めた。確かに、男子が言うことは当たっている。
しかし、槇名もこんな古くて薄汚れた服を好きで着ている訳ではない。
4、5年前はまだ普通の家庭と言ってもいい位に、服やお金に困ることは特になかった。
槇名もまだ明るく、友達とも色んな事をして遊んで過ごし、両親とも仲良く暮らしていたのだ。
それが一変したのは、父親の勤めている会社からリストラを宣告されたことから。
父親の職が無くなった当初はまだ貯金もあり、次の職を探すまでの辛抱だと励ましあいながら頑張っていた。
しかし、職は見つからず、日雇いなどでお金を稼ごうとしても収入は安定せず、貯金は無くなって家庭は更に貧しくなり、前のような生活は出来ないほどにまで追い込まれた。
まだ幼かった槇名は、そんな貧しくなった家庭に不満を抱いていたが、幼いながらも両親の負担が減るようにと家事や料理を頑張って手伝った。それを見ていた両親が優しく頭を撫でてくれたのが嬉しくて、こんな生活も悪くないかもとこの時は思った。
だが、槇名はそう思った事を後悔する事になる。リストラされた後も、日雇いなどで働いて家族を助けてくれていた父親の態度が段々と変わっていったのだ。
穏やかだった性格が気性の激しい性格へと変わり、暴言を吐き、暴力をふるい、部屋は荒らされ、槇名や母親は精神的にも肉体的にも傷を負いながら日々を過ごし、あの苦しい中でも仲の良かった家族は無くなってしまった。
元々学校で虐められている槇名は、唯一安心できる両親がいる家にも居場所が無くなり、ついには感情を無くしたかのように無表情で笑わない子供へと変わっていった。
そして、虐めや虐待は終わる事無く今も変わらずに続いている。
「分かったら、こっちにくるなよ」
槇名はもう何も言わなかった。ただ小さく、震えるように頷いてもう一つの入り口に俯きながら向かう。
教室に入っても、やはり近づいて言葉を交わそうとする人はおらず、近づいてくる人が偶に居ても、大抵がからかう言葉だった。
悔しいのか、悲しいのか、怖いのか、絶望しているのか、そもそも何の感情を抱けばいいのかさえ分からない。
既に、感覚が麻痺しているのかもしれない。頭の中で考える事を拒否しているように、こめかみがズキズキと痛む。
槇名は、周りの視線に晒されながらも自分の席に着くと、手にしていた本を開いて読み始める。
そして、学校での時間が早く過ぎるようにひたすら読み続けた。
いつもの事、同じような事が繰り返される出来事。これが、小学6年生の槇名の日常だった。
んー…こうゆうときどう声かければいいかわかんねぇけど(頬かき
さぞかし辛かったんだよな…。
でも過去だし、今の生活が充実してればいいんじゃないか?
まぁ…こんなこと言うのはわりぃんだけどな(苦笑
けどまぁ。槇名は大事な人だからさ。
また虐められるようなことがあれば呼んでくれな?
すぐ助けにいくからさ♪(笑顔
槇名ちゃんにこんな過去があったなんて…。
ごめんね、辛いときに側にいてあげられなくて。
孤独って何よりも辛いよね。自分は誰からも必要とされていないようで。
私は槇名ちゃんが必要だよ。槇名ちゃんが必要としてくれる限り私はずっと側にいるからね(ぎゅ
■綺羅さん
(抱き付かれる)……はぅ(照れあうあう)
……そうですね、確かにあの時は凄く辛かったです。
…いいえ、私もそう思いますよ(にこり)<こんなこと言うのは~
……あ、ありがとうございます(嬉しそうな笑顔)<大事な人だからさ
…はい、また虐められることがあったら綺羅さんに言いますね(にこり)
■美海さん
(抱き付かれて)…あわわ、美海さんまで(あわあわ)………でも、もう大丈夫ですよ(にこり)
…今は皆さんと居て本当に幸せですから(抱き返しながらにこり)
■瀬菜さん
…そ、そんなことありませんっ<辛いときに~
……瀬菜さんと居るだけで私は辛いことなんか忘れるくらい楽しんでますよ(にこり)
…そうですね、孤独は何よりも辛いし、怖いです。…信頼している方に裏切られるのは本当に泣きたくなります。
……はい、私も瀬菜さんが一番のお友達ですから(にこり)…これからもずっと一緒です(抱き返す)
■昴琉さん
(抱き付かれなでなでされる)…は、はい…ありがとうございます(照れ俯く)
…孤独の辛さは本当に耐えられるものじゃありませんね。
……そうですね、今は沢山の方がいますよね(にこり)<仲間
…はい、忘れませんよ(にこり)…皆さんのお陰で今の私が居るんですから(笑顔)
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