……ここはPBW『シルバーレイン』『エンドブレイカー』の緋欧月・槇名のブログです。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
…今日は、あの方がこの学園を去ってしまってから一年が経ちました。
…でも、もう知らない方が多いかもしれませんね。
…それでも、気になるって思った方は続きをどうぞ?
…でも、続きにある小説は3人称で拙い文章ですので、ご了承くださいです。
…あと、3点リーダが変な風になってしまっていますけど、気にしないでいただけると嬉しいです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「…あの日から、もう一年も経つんだ…」
槇名は青空を見上げてポツリと、そう呟いた。
昨年の今日、ある人がこの学園から去って一年。
長いような、短いような一年だったなと槇名は思った。
急に学園を出て行くことになったことを知って、凄く泣いていた事を思い出す。
その思い出は、やはり悲しくて寂しい気持ちにさせるけど、前ほどには感じなくなっていた。
それがこの一年で成長したからなのか、それとも他の理由でのことなのかは槇名自身よく分からなかった。
でも、きっと何も感じなくなることはないと確信があった。
こうしてあの人が居なくなった日を迎える度に、少なからずともそれを持ち続けていくと、どこか心の中で思っている。
「…今頃、どうしてるんでしょうね…」
ぼうっとしていた槇名の傍に動物たちが近づいてくる。そして小さく、寂しそうな鳴き声をだして槇名を見つめる。
もしかしたら動物たちもあの人を忘れずに、覚えているのかもしれない。
分からないけど、でもそうだったらいいなと、槇名は微笑んでそっと動物たちの頭を優しく撫でた。
この一年は本当に色々あったと、過去を振り返って改めて槇名はそう思った。
初恋に気づいたけどもう終わってて、失恋して、それからある人と結ばれて、来訪者と戦って、学校のイベントに出て、結社で楽しく過ごして…。
別れもあったし、新しい出会いもあった。本当に、かけがえのない一年。
これからも、きっと色々なことがある。楽しいことも、つらいことも、嬉しいことも、悲しいことも。
でも、そのどれもがきっと大切な思い出になっている。
「…お手紙、どこに居るのか分からないですから出せないですし…」
だから、それをノートに書いて、もし帰って来たときにこんな事があったんですよ、沢山思い出が出来たんですよと、そのいつかを思い描きながら色んな出来事を記していた。
「…えっと、まずはどんな事をお話しましょうか?…うーん……結社が前よりも賑やかで楽しくなりました、とか…身長が前より2cmも大きくなったとか………大切な人が出来ました、とか…」
最後の方はちょっと恥ずかしいかな、そう思いながら槇名は少し熱くなった頬に手を当てる。
そして、あれこれと悩みながらどれをどうやってお話しようか頭の中で考える。
でも、最初に言う言葉は既に決めている。
誰にも譲れない、一番最初に言うべき言葉。
「…絶対誰よりも先に言ってあげたいですからね」
芝生の上に仰向けに寝転がって、目を閉じる。
そんな槇名に、周りの動物たちも思うように座ったり、寝転がったりしていく。
天気が良くて、風も気持ちいいこの日。
大きな樹の葉が揺れる音を子守唄にして、槇名と動物たちは穏やかに眠る。
いつか、あの人がこの場所に帰ってくる日を夢見て…。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
…さて、今日も元気にがんばりますよ~♪
「…あの日から、もう一年も経つんだ…」
槇名は青空を見上げてポツリと、そう呟いた。
昨年の今日、ある人がこの学園から去って一年。
長いような、短いような一年だったなと槇名は思った。
急に学園を出て行くことになったことを知って、凄く泣いていた事を思い出す。
その思い出は、やはり悲しくて寂しい気持ちにさせるけど、前ほどには感じなくなっていた。
それがこの一年で成長したからなのか、それとも他の理由でのことなのかは槇名自身よく分からなかった。
でも、きっと何も感じなくなることはないと確信があった。
こうしてあの人が居なくなった日を迎える度に、少なからずともそれを持ち続けていくと、どこか心の中で思っている。
「…今頃、どうしてるんでしょうね…」
ぼうっとしていた槇名の傍に動物たちが近づいてくる。そして小さく、寂しそうな鳴き声をだして槇名を見つめる。
もしかしたら動物たちもあの人を忘れずに、覚えているのかもしれない。
分からないけど、でもそうだったらいいなと、槇名は微笑んでそっと動物たちの頭を優しく撫でた。
この一年は本当に色々あったと、過去を振り返って改めて槇名はそう思った。
初恋に気づいたけどもう終わってて、失恋して、それからある人と結ばれて、来訪者と戦って、学校のイベントに出て、結社で楽しく過ごして…。
別れもあったし、新しい出会いもあった。本当に、かけがえのない一年。
これからも、きっと色々なことがある。楽しいことも、つらいことも、嬉しいことも、悲しいことも。
でも、そのどれもがきっと大切な思い出になっている。
「…お手紙、どこに居るのか分からないですから出せないですし…」
だから、それをノートに書いて、もし帰って来たときにこんな事があったんですよ、沢山思い出が出来たんですよと、そのいつかを思い描きながら色んな出来事を記していた。
「…えっと、まずはどんな事をお話しましょうか?…うーん……結社が前よりも賑やかで楽しくなりました、とか…身長が前より2cmも大きくなったとか………大切な人が出来ました、とか…」
最後の方はちょっと恥ずかしいかな、そう思いながら槇名は少し熱くなった頬に手を当てる。
そして、あれこれと悩みながらどれをどうやってお話しようか頭の中で考える。
でも、最初に言う言葉は既に決めている。
誰にも譲れない、一番最初に言うべき言葉。
「…絶対誰よりも先に言ってあげたいですからね」
芝生の上に仰向けに寝転がって、目を閉じる。
そんな槇名に、周りの動物たちも思うように座ったり、寝転がったりしていく。
天気が良くて、風も気持ちいいこの日。
大きな樹の葉が揺れる音を子守唄にして、槇名と動物たちは穏やかに眠る。
いつか、あの人がこの場所に帰ってくる日を夢見て…。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
…さて、今日も元気にがんばりますよ~♪
PR
カレンダー
02 | 2024/03 | 04 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
フリーエリア
最新記事
(09/09)
(06/17)
(04/25)
(10/09)
(08/05)
最新TB
プロフィール
HN:
緋欧月・槇名/エマ・エルリッヒ
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書・もふもふ
自己紹介:
この作品は、株式会社トミーウォーカーの運営する
『シルバーレイン』『エンドブレイカー』の世界観を元に、 株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。
イラストの使用権は作品を発注したお客様に、 著作権は各絵師さまに、 全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
『シルバーレイン』『エンドブレイカー』の世界観を元に、 株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。
イラストの使用権は作品を発注したお客様に、 著作権は各絵師さまに、 全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
ブログ内検索
最古記事
…カウンターですよ?
アクセス解析